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海洋深層ミネラル水パウダー

海洋深層ミネラル水パウダーは、伊豆赤沢沖水深800 mから取水した海洋深層水を原料に作られています。この海洋深層水を電気透析装置によって脱塩して得たミネラル水を、さらに独自製法により濃縮し(特許取得済み)、粉末化したものが海洋深層ミネラル水パウダーです。
海洋深層ミネラル水パウダーはミネラル独特の複雑味の付与や、食品の不快な後味、臭いに対するマスキング効果など、様々な食品に利用できる付加価値の高い製品です。

★特徴

  • 80000 以上の硬度を示すため、海洋深層ミネラル水パウダーを利用することで製品の硬度を自由に設定できます。
  • 天然由来のミネラルであり、かつこの製品を使用することで『海洋深層水使用』を謳えます。
  • 海洋深層水そのものに比べ、輸送コストを低減することができ、また、腐敗の不安がありません。また賞味期限が長いのも特徴です。
  • 大豆製品や魚介類に対して、特徴的なマスキング機能を有します。
  • パンへの添加でバターの香りが引き立ちます。
  • 乳酸菌の増殖を促進する効果が期待出来ます。

風味・呈味改善効果

風味・呈味
効果
添加量(対比)
応用例
生臭み
低減
0.1 ~ 0.5 %(たらこ)
たらこなどの魚介製品
青臭さ
低減
0.1 ~ 0.5 %(豆乳)
豆乳、豆腐、青汁
エグ味・苦味
低減
(自然な甘さや酸味を引き出す)
0.1 ~ 0.5 %(ソース)
カラメルソース、柑橘系のフルーツソース、植物性たん白

特許技術に関して

これまで海洋深層水(にがりを含む)を濃縮、粉化する時に問題になっていたのが、カルシウムやマグネシウムといった金属が塩を作り沈殿してしまうということでした。この塩は一度生成してしまうと水に対して一切不溶になってしまい、沈殿物のない粉末を得ることができません。また、不溶物を除いて粉末化しても、残ったミネラル分が潮解してしまい、安定した粉末を得ることが非常に難しいという問題もありました。明王物産では、海洋深層ミネラル水を濃縮する時にアミノ酸の一種であるグリシンを添加し、グリシン分子同士の間に金属原子を取り込むキレート作用を利用することにより、不溶沈殿を一切生じないミネラルのパウダーを得ることに成功しました。

①豆乳に対する添加テスト

海洋深層ミネラル水パウダーを0.3 %添加した結果、左記グラフより、豆乳の青臭さの原因物質である、ヘキサナールが約1/3に減少することが分かりました。
右図の官能試験でも、添加品はキーサンプルに比べ、大幅に飲みやすくなっていることが分かります。

②たらこに対する添加テスト

左記グラフより、海洋深層ミネラル水パウダーを0.3 %添加することにより、たらこの持つ生臭みの原因物質である硫化ジメチルの臭いが半分近く抑制されることが分かっています。また、右図の官能結果では、苦味やエグ味にも効果があることが分かります。

③パンに対する添加テスト

海洋深層ミネラル水パウダーを仕込み水に対し0.3 %添加するとイースト臭を抑え、それに伴いバターや小麦の香りを引き立たせます。また、冷凍した際の冷凍臭も抑えます。

<ご使用方法例>

配合比(バゲット)
粉 1 ㎏に対し、
・水 65 %
・塩 2 %
・イースト 0.25 % 
・海洋深層ミネラル水パウダーを仕込み水に対して0.3 %

ポイント
※海洋深層ミネラル水パウダーは必ず水に溶いてご使用下さい。
※その他のパンを作る際も基準は仕込み水に対し0.3 %海洋深層ミネラル水パウダーをご使用下さい。
※海洋深層ミネラル水パウダーを水に0.3 %溶かすと硬度約250の硬水が出来ます。これはパリの水道水と同等のため、本場フランスのようなパンを作れる秘密がここにあります。
※パン生地や温度により生地が多少緩むことがありますので、その際は加水量をご調整下さい。

安全性に関して

  • LD50値:2000 ㎎/kg以上 ※雌マウスを用いた急性経口毒性試験
  • ヒ素(Asとして)・重金属(Pbとして)・総水銀・PCB 全て検出せず ※食品分析センター調べ

表示に関して

  • 添加量5 %未満の場合→海洋深層水加工品、又は海洋深層水粉末
  • 添加量5 %以上の場合→海洋深層水加工品(濃縮脱塩海洋深層水、還元水あめ)
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